
“日本のプロサッカーリーグであるJリーグは1部から3部まであります。2020年シーズンはJ1に18チームとJ2に22チーム、J3に19チームが在籍するため、合計59チームが存在することになります。もっともレベルが高いJ1の中で注目を集めるのは昨年優勝争いをした横浜FマリノスとFC東京です。くわえて昇格組の柏レイソルと横浜FCの存在も興味深いです。
横浜Fマリノスは神奈川県の横浜市と横須賀市、大和市をホームタウンにしています。日産自動車のサッカー部を前身としていて、1992年のJリーグ創設時から加盟しています。しかも一度もJ1から落ちたことがないJリーグ屈指の名門クラブです。創設時の加盟10チームで降格経験がないのは、横浜Fマリノスと鹿島アントラーズだけです。チームカラーは青と白、赤のトリコロールで、ホームユニフォームのシャツは青を基調とすることが多いです。J1の年間優勝は4回あり、昨年の前は2004年です。15年ぶりの優勝として話題になりました。
FC東京は東京都をホームタウンとしています。練習場は小平市で、ホームスタジアムは調布市の味の素スタジアムです。運営法人は1998年に161団体が出資して設立された東京フットボールクラブ株式会社です。出資団体の中でも東京ガスの存在感が大きいため、ガスという愛称で呼ばれることもあります。J1で優勝したことはありませんが、Jリーグカップで2回と天皇杯で1回優勝したことがあります。
柏レイソルは千葉県柏市をホームタウンとしています。くわえて近隣7市を活動エリアに定めています。前身は日立製作所本社サッカー部で、1995年に加わりました。優勝経験は、J1が1回とJリーグカップが2回、天皇杯が1回です。この4回のうち3回は、ネルシーニョが監督を務めていた期間に達成しました。ネルシーニョは2014年に一度柏レイソルを離れましたが、J2に降格した2019年からふたたび指揮しています。70歳近くになっても精力的に活動する名将が、再び柏レイソルに黄金期をもたらすのか注目を集めています。
横浜FC東京のホームタウンは横浜市です。このクラブは1998年をもって横浜マリノスに吸収合併された、横浜フリューゲルスの関係者有志によって設立されたチームです。Jリーグに初参戦したのは2001年で、2006年にはJ2で優勝してJ1に昇格しました。しかし翌2007年のJ1ではなかなか勝ち点を得られず、1年でJ2に逆戻りしました。昨年はJ2で2位でしたが、自動昇格圏に入り2度目のJ1参戦が決定しました。Jリーグカップや天皇杯の優勝経験はありません。”