
アーセナルの冨安健洋は、1998年に福岡県福岡市で生まれた日本人プロサッカー選手で、現在はイングランドのプレミアリーグのArsenalに所属しています。ポジションはディフェンダー、背番号は18番で、利き足の右足を武器に世界の舞台で活躍しているのが特徴です。また日本代表でもあって、日本を率いるディフェンダーとしても注目を集めています。
冨安健洋選手がサッカーを始めた切っ掛けは、祖母の家でランニングマシーンを使っていた際に、転倒してあごを怪我して水泳を断念したことです。元々は2人の姉の影響で水泳を志望していましたが、この一件で水泳の道を諦めたのが、世界的プロサッカー選手冨安健洋が生まれた切っ掛けになっています。サッカーの道を選ぶ決定打になったのは、小学生の頃に走る姿を見たサッカーチームの監督の目に留まったことです。冨安健洋選手の知り合いの父母からチームに勧誘され、本人が了承したことでここからキャリアが始まることになりました。
11歳の時に開校したバルセロナスクール福岡校のコーチに勧められ入会、小学6年生でナショナルトレセンに選出、コーチによるFCバルセロナに推薦されますが断念した経緯があります。中学校時にアビスパ福岡の下部組織に入団、ジュニアユース時代にキャプテンを務め、高校卒業を待たずにアビスパ福岡のトップチームに昇格しています。海外デビューを果たしたのは、2018年のベルギー1部のシントトロイデンVVへの移籍で、その後セリエAのボローニャ、そして現在のアーセナルへと渡り歩きました。
このようなプロフィールの経歴を持つサッカー選手で、順調にキャリアを積み上げてる冨安健洋選手は、まさに日本を代表するインターナショナルな存在です。冨安健洋選手のプレースタイルは1対1の冷静な判断力と強さで、前にボールを運ぶ意識の高さが挙げられます。実は左足もまるで利き足のように使いこなすことが可能で、キックの威力や精度の高さにも目をみはるものがあります。
守備も安定していて既に完成度の高いプレーを見せていますが、まだまだ20代前半ということもあって今後も楽しみで目が離せないです。成長にはアジリティのアップが不可欠で、そこが成長における今後の課題といえそうです。それからヘディングがいま一歩というところですから、この点も成長の1要素になると考えられます。アジリティヘディング、この2つの課題を克服することができれば、冨安健洋選手はもう1つ上のステージに上り、もっと世界の舞台で活躍できるはずです。